引っ越すにあたって、カーテンは気にしてもカーテンレールはあまり気にしたことがないという方も多いのではありませんか？部屋には当たり前のように取り付けられているもので、既存のレールを使うイメージがあるからです。しかしリフォームや注文住宅を購入する際、カーテンレールを自分で選ぶことも可能です。カーテンレールをどうするか考えるにあたって、あまりにも種類が多くで選べないという方も出てくるでしょう。
1.カーテンレールは2種類ある
まずはどんなタイプのカーテンレールを取り付けるか考えてみると、候補はかなり絞り込まれます。カーテンレールは主に機能性レールと装飾性レールに分類できます。
1-1.機能性レール
機能性レールは文字通り、機能性重視のレールです。このためデザインは極めてシンプルです。自己主張がないので、どんな部屋にもってきてもその場で浮く心配がありません。機能性レールの中で具体的にどんな機能に特徴があるかで、何種類かにさらに細分化できます。たとえばカーテンの開け閉めの「シャッ！」という音を控えめにした静音タイプや光漏れを抑制する省エネ性のもの、カバートップといろいろな種類があります。また最近では樹脂が被覆しているレールが人気です。樹脂でコーティングすることで、燃焼してもガスが発生しにくいのが特色と言えます。環境に配慮したカーテンレールを探している人におすすめです。
1-2.装飾性レール
装飾性レールはデザイン性をより重視したタイプになります。カーテンレールもインテリアの一種として部屋をおしゃれにアレンジしたいと思っている人向けといえるでしょう。装飾性レールはそのテイストでいくつかのタイプにさらに分類できます。ナチュラルタイプやエレガント系、アンティーク調などいろいろとあります。装飾性レールを選ぶ際には、まず部屋をどんな雰囲気にまとめたいかを検討しましょう。そしてそのテイストに会うレールを選べば、部屋にも溶け込みやすくなります。
2.カーテンレールの選び方で押さえておきたいポイントとは？
カーテンレールを選ぶにあたって、押さえておくべきポイントはいくつかあります。色をどうするか、窓に合わせたサイズのものを選ぶなどいくつかポイントがありますのでここで紹介します。
2-1.窓に合わせたサイズのものを探そう
カーテンレール選びの中で忘れてはならないのが、サイズです。基本的に自宅の窓の大きさに合わせたものを選ぶといいでしょう。とくに装飾性レールの場合、注文サイズと製品そのもののサイズが異なるので注意しないといけません。注文する際、レール寸法で行います。シンプルなデザインの機能性レールであれば、レール寸法が製品そのものの大きさです。しかし装飾性レールの場合、両端にキャップが取り付けられています。レール寸法はこのキャップの部分を外した長さになります。ですから注文サイズよりもやや大きめの製品が届くと思ってください。レール寸法にキャップの寸法×2が実際の製品の長さになるわけです。
2-2.カーテンレールの色も重要
カーテンだけでなく、カーテンレールの色も実はバリエーションが豊富です。定番は木目カラーのもの、一方でグレイッシュカラーのようなトレンドに合わせたおしゃれな色合いのものもあります。色でレール選びするなら、周囲の色合いに合わせるのがおすすめです。調和がとれて、落ち着いた感じの空間にできるからです。合わせ方はいろいろです。壁紙でもいいでしょうし、窓枠の色も選択肢の一つです。また床の色に合わせる手法もあります。壁紙や窓枠は白の住宅が多いので、ホワイト系のカーテンレールがポピュラーといわれています。
2-3.カーテンレールとフックは合わせてコーデすべし
カーテンレールを選ぶにあたって、カーテンを吊るすフックをどうするかも検討しておきましょう。金属製とプラスチック製のものがあります。金属製はさらにAフックとBフックに分類されます。どちらにするかはカーテンを閉めた時にレールが見えるようにしたいかどうかで決めましょう。レールを見せたいのであればAフック、見せたくなければBフックがおすすめです。
プラスチック製は別名「アジャスターフック」と呼ばれています。カーテンを吊るす位置を調整できるようになっているのが特徴です。とくに要望を出さなければ、一般的にこのアジャスターフックが取り付けられることが多いでしょう。
3.まとめ
部屋のアレンジをする際にカーテンをどうしようかこだわる人は少なくありません。しかし意外とカーテンレールをどうするか、深く考えたことのない人は多いようです。しかしカーテンレールもここで紹介したように、いろいろな種類のものがラインナップされています。カーテンレールにこだわって、より自分の理想の空間をプロデュースしてみませんか？
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